教授からのメッセージ

環境医学教室は、疫学(Epidemiology)と利益不利益バランス(benefit-risk balance)の考え方を基礎として、人間を対象とした集団科学(human population sciences)を実践し、疾病対策の推進に資する科学的根拠の提示を目指す教室です。

疫学(Epidemiology)は、人間を対象として、過去の現象を未来の意思決定に向けて役立てるために数値を用いて検討する、集団科学実践のための方法論(道具)です。一方、利益不利益バランス(benefit-risk balance)の考え方は、従来の有効性評価とリスク評価とを統合して、「価値」によって意思決定の手助けをするものです。人間を対象とした集団科学(human population sciences)は、従来わが国では「科学」としての認知がされにくい領域でしたが、諸外国では決してそうではありません。我が国における集団科学の地位向上のために貢献したいと考えています。

私自身が、大学卒業以来これまで一貫してがんの疫学に従事してきましたので、対象とする研究課題はがんを中心に展開することになると思います。

社会医学講座 祖父江友孝教授

祖父江友孝

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