人間の生命・生活・生産の安全を守り
より多くの人が質の高い暮らしのできる社会を
実現するために

現在当教室では、がん対策を例とした「科学的根拠に基づく疾病対策の推進」、「研究成果を対策に結びつけるための基盤整備」、「環境リスク評価研究の推進」、人々の健全な社会生活を守るための「ライフスタイルとDNA(遺伝子)損傷との関連」及び「ストレスとこころの病における脳内応答の検討」といったアプローチを軸に研究を行っています。

「環境医学実習」「医学概論」および「環境医学講義」などを担当しています。
環境保健、産業保健といった伝統的な教育内容に力を注ぐとともに、
疫学を中心とする集団科学の基本概念をしっかりと学んでください。

教室の歴史

1919(大正8)年、新大学令により『大阪医科大学』の誕生とともに、初代の福原義柄教授が細菌学および衛生学科長となった。

梶原三郎教授は「わが国の衛生学は官権衛生学である」とし「衛生学とは他の学に委託できることは気前よくまかせて人間と環境(社会を入れて)の切面に身をおき、その事情を感得すべきものである」と述べている。

環境医学における偉大な業績として忘れてならないものに医学概論研究がある。わが国の医学教育史に特記さるべき医学概論講義の先例は、1941年本学が開いたものである。

スタッフ紹介

教授
祖父江 友孝
准教授
喜多村 祐里
助教(医学部講師)
呂 玉泉
助教
北村 哲久
特任助教
査 凌
事務補助
村井 由美
事務補助
福村 記英子
事務補助
杉谷 尚美
大学院生
劉 栄(D4)
池田 さやか(D3)
松井 鋭(D2)
蔡 虹琳(D2)
北川 晋一(D1)
服部 可奈(D1)
KHAIRAN, PARAMITA(D1)
MD研究者育成プログラム
竹内 太郎
研究生
今井 敦子
修士課程修了
松尾 恭司
森下 亜由美
博士課程修了
牧内 武
佐道 准也
品川 貴郁
査 凌
共同研究者
松瀬 亮一
非常勤講師
圓藤 吟史(大阪市大・大阪労働衛生総合センター)
安村 誠司(福島県立医科大学)
竹下 達也(和歌山県立医科大学)
島 正之(兵庫医科大学)
今村 知明(奈良県立医科大学)
招へい教授
内藤 義彦(武庫川女子大学)
福尾 惠介(武庫川女子大学)
安田 直史(近畿大学)
大島 明(大阪国際がんセンター)
招へい教員
田淵 貴大(大阪国際がんセンター)
垂水 公男(合同会社SAS産業保健コンサルティング)
ゲストスピーカー
小笹 晃太郎(財)放射線影響研究所
川村 孝(京都大学大学院)
中山 健夫(京都大学大学院)
有澤 孝吉(徳島大学大学院)
萩原 明人(九州大学大学院)
石川 秀樹(京都府立医科大学)
高山 智子(国立がん研究センター)
柴田 政彦(奈良学園大学)
実習担当
長倉 俊明(大阪電気通信大学)
伊藤 美樹子(滋賀医科大学)
学内兼任
松村 泰志(医学系研究科)
守山 敏樹(保健センター)
山本 仁(理学研究科)
東海 明宏(工学研究科)

祖父江 友孝 Tomotaka Sobue

専門分野

がん疫学、がん対策、がん検診の評価、リスク評価、がん統計

学 歴
  • 1977年4月~1983年3月 大阪大学医学部
  • 1986年7月~1987年5月 米国ジョンスホプキンス大学公衆衛生修士課程
  • 1983年6月~1994年3月 大阪府立成人病センター調査部疫学課
  • 1994年4月~2002年6月 国立がんセンター研究所がん情報研究部室長
  • 2002年7月~2003年9月 国立がんセンター研究所がん情報研究部長
  • 2003年10月~2006年9月 国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部長
  • 2006年10月~2012年2月 国立がんセンターがん対策情報センターがん統計研究部長
  • 2012年3月~現在 大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座環境医学教授
研究テーマ
  1. 大規模コホート研究データを用いたリスク要因解析(厚労省多目的コホート研究、三府県コホート研究
  2. 石綿工場周辺住民における中皮腫死亡地理的集積に関する研究
  3. ヒトパピローマウイルスワクチンの有効性と安全性について
  4. 食事由来アクリルアミドと発がんリスクとの関連に関する研究
  5. 福島県内外での疾病動向の把握に関する調査研究
  6. 東電福島第一原発緊急作業従事者に対する疫学的研究
  7. オフセット印刷労働者における胆管がん発症リスク
  8. 数理シミュレーションモデル
代表的な論文
  1. *Sobue T, Yamamoto S, Hara M, Sasazuki S, Sasaki S, Tsugane S. Cigarette smoking and subsequent risk of lung cancer by histologic type in middle-aged Japanese men and women: the JPHC study. Int J Cancer 99: 245-251, 2002.
  2. *Sobue T, Suzuki T, Naruke T. A case-control study for evaluating lung-cancer screening in Japan. Int J Cancer 50: 230-7, 1992.
  3. *Sobue T, Suzuki T, Fujimoto I, Matsuda M, Doi O, Mori T, Furuse K, Fukuoka M, Yasumitsu T, Kuwahara O, Ichitani M, Taki T, Kuwabara M, Nakahara K, Endo S, Sawamura K, Kurata M, Hattori S. Lung cancer risk among exsmokers. Jpn J Cancer Res 82: 273-9, 1991.

祖父江 友孝

教 授

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喜多村 祐里 Yuri Kitamura

免許・資格
  • 医師免許(医籍登録):平成2年6月4日
  • 麻酔科標榜医:平成6年1月17日
  • 精神腫瘍学指導者修了証:平成23年12月18日(第0380号)
  • 日本医師会認定産業医:平成24年11月27日
  • 精神科専門医(登録番号):第72129616 号(平成25年4月1日更新)
専門分野

社会医学、疫学、非侵襲脳機能計測、精神医学、麻酔・集中治療学

学歴・職歴
  • 1990年 大阪大学医学部医学科卒業(医師免許取得)
  • 1993年 大阪大学大学院医学系研究科博士課程〜1997年(外科系麻酔学専攻、医学博士)
  • 1990年 大阪大学医学部附属病院医員(麻酔・集中治療)
  • 1993年 新技術振興事業団ERATO非常勤研究員〜1997年
  • 1997年 大阪大学医学部第一生理学助手
  • 1998年 総務省(旧郵政省)通信総合研究所関西研究センター非常勤研究員〜2002年
  • 2002年 大阪大学大学院医学系研究科情報生理学助教(改組)
  • 2002年 大阪大学医学部附属病院医員(神経科精神科)〜現在
  • 2003年 英国インペリアルカレッジロンドン・ハマースミス病院
  •       サイクロトロンユニット客員研究員(PET Psychiatry)〜2005年
  • 2004年 大阪大学大学院生命機能研究科助教(兼)
  •    
  • 2007年 大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座准教授
  • 2014年 大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座准教授(改組)〜現在
主要業績(論文・著書)
  1. Yuka Matsuo, Masayuki Watanabe, Masako Taniike, Ikuko Mohri, Syoji Kobashi, Masaya Tachibana, Yasushi Kobayashi, Yuri Kitamura Gap Effect Abnormalities during a Visually Guided Pro-Saccade Task in Children with Attention Deficit Hyperactivity Disorder. PloS ONE 10(5): e0125573. doi: 10.1371/journal.pone.0125573 (2015)
  2. Andrew J Montgomery, Paul Stokes, Yuri Kitamura, Paul Grasby; Extrastriatal D2 and striatal D2 receptors in depressive illness; PET studies using [11C]FLB457 and [11C]raclopride. J. Affective Disorders, 101(1-3):113-122 (2007)
  3. Yuri Tsuda, Hironori Yasutake, Akihiko Ishijima and Toshio Yanagida : Torsional rigidity of single actin filaments and actin-actin bond breaking force under torsion measured directly by in vitro micromanipulation. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 3: 12937-12942 (1996)
  4. 丸山総一郎編「ストレス学ハンドブック」創元社:喜多村祐里(分担執筆)「ストレスのメカニズムとプロセス〜生物学的側面:生理学からの接近〜」25-39項/全537項(2015)
  5. 喜多村祐里:「眼球運動計測および光脳機能イメージング技術を用いた自閉症の早期診断法と治療訓練法の開発」公益信託加藤記念難病研究助成基金平成22年度助成研究報告 第22巻、11—16項(2009)
  6. 喜多村祐里:9.7節 脳機能イメージング、522-529項、 生物物理学ハンドブック(分担執筆) 朝倉書店 石渡信一、桂勲、桐野豊、美宅成樹編(2007)
  7. 喜多村祐里:精神疾患と脳イメージング研究 CICSJ Bulletin日本化学会情報化学部会誌 Vol. 24 (4): 132-136(2006)

喜多村 祐里

准教授

  • 履歴書
  • 大阪大学研究者総覧
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呂 玉泉 Yuquan Lu

専門分野

環境医学、遺伝毒性学、ライフスタイル医学、疫学

学 歴
  • 1987-1990年 中国河南医科大学 予防医学 環境衛生学(医学修士)
  • 1996-2000年 大阪大学大学院医学系研究科 社会環境医学(医学博士)
  • 2001-2003年 米国Wayne州立大学科学院 生化学(ポスドク)
研究テーマ
  1. ゲル内DNA修復動態観察法の開発。本研究では、生細胞内のsingle-stranded DNA breaks の修復動態を分単位で観察に成功した。現在、この方法の汎用性を検討している。
  2. ライフスタイルと染色体DNA安定性・睡眠態様・唾液中血清蛋白に関わる予防医学的研究(分担):末梢血染色体DNA安定性・生体試料中のバイオーマーカーおよびライフスタイルに関する調査を行い、関連性を定量的に評価することを目的とする。
  3. 口腔咽頭がんと喫煙および飲酒の関連についての研究(共同)。JPHC-NEXT研究に参加し、共同研究者として、1990-2010年までの14万人のJPHC追跡データを用い、喫煙習慣と飲酒習慣などによる口腔咽頭癌罹患リスクへの影響を解析している。
代表的な論文
  1. Lu Y., Matsuse R, Sobue T. Rejoining kinetics of bleomycin-induced DNA single-strand breaks in agarose-bound human blood cells. Mutation Research 778: 6–11, 2015.
  2. Lu Y, Morimoto K. Exposure level to cigarette tar or nicotine is associated with leukocyte DNA damage in male Japanese smokers. Mutagenesis 23 (6): 451- 455, 2008.
  3. Lu Y, Takeshita T, Takeuchi T and Morimoto K. Genotoxic effects of a-Endosulfan and b-Endosulfan on Human HepG2 cells. Environmental Health Perspectives 108 (6): 559-561, 2000.

Staff

助教(医学部講師)

  • 大阪大学研究者総覧
  • ResearchGate

北村 哲久 Tetsuhisa Kitamura, MD, MS, DPH

専門分野

臨床疫学、予防医学

学 歴
  • 1999~2000年 大阪大学 基礎工学部 生物工学科卒業 工学士
  • 2000~2002年 京都大学 医学研究科 医科学専攻修士課程修了 医科学修士
  • 2002~2006年 岡山大学 医学部 医学科卒業 医学士
  • 2008~2011年 京都大学 医学研究科 社会健康医学系専攻修了 社会健康医学博士
研究テーマ

エビデンス創出、診療ガイドラインに反映させるための臨床疫学研究

代表的な論文
  1. Kitamura T, Iwami T, Kawamura T, Nagao K, Tanaka H, Hiraide A; for the Implementation Working Group for All-Japan Utstein Registry of the Fire and Disaster Management Agency. Nationwide public-access defibrillation in Japan. The New England Journal of Medicine 2010;362(11):994-1004.
  2. Kitamura T, Iwami T, Kawamura T, Nagao K, Tanaka H, Nadkarni VM, Berg RA, Hiraide A; for the Implementation Working Group for All-Japan Utstein Registry of the Fire and Disaster Management Agency. Conventional and chest-compression-only cardiopulmonary resuscitation by bystanders for children who have out-of-hospital cardiac arrests: a prospective, nationwide, population-based cohort study. The Lancet 2010;375(9723):1347-1354.

Staff

助 教

医師、社会健康医学博士

  • 大阪大学研究者総覧
  • ResearchGate

査 凌 Ling Zha, MPH

専門分野

疫学

学 歴
  • 2009年7月 中国皖南医学院看護学部卒業
  • 2015年3月 大阪大学大学院医学系研究科・環境医学 修士課程修了
  • 2015年4月 大阪大学大学院医学系研究科・環境医学 博士課程入学
研究テーマ
  1. 喫煙をはじめ、観察期間中に生じた生活習慣の変化を考慮した解析手法を用い、生活習慣と疾病リスクとの関連に関する疫学研究
  2. 尼崎市における中皮腫および肺がん死亡の地理的集積に関するコホート研究

Staff

特任助教

佐道 准也 Junya Sado, MPH

専門分野

疫学、作業療法学

学 歴
  • 2009年 京都大学医学部人間健康科学科(作業療法学専攻)人間健康科学士 卒業
  • 2015年 大阪大学大学院医学系研究科(医科学専攻公衆衛生学コース)公衆衛生学修士 修了
研究テーマ
  1. 統合失調症患者における身体合併症のリスク要因の検討
  2. がんの疫学に関する研究

Staff

博士課程修了

劉 栄(D4) Rong Liu

専門分野

予防医学

学 歴
  • 2008年9月-2013年7月 中国内モングル医学大学 公衆衛生学院予防医学専攻 医学学士
  • 2014.10.1―現在 大阪大学大学院医学系研究科 環境医学教室 研究生
研究テーマ

大学五年生実習時、乳癌を研究テーマとして、内モンゴルの乳癌死亡率など指導先生と一緒に研究しました。その時から、癌の研究に興味を持ってきました。現在、本研究室の研究生をとして、来年博士入学を目指して勉強しています。

Staff

大学院生

松井 鋭(D2) Satoshi Matsui

専門分野

疫学 小児科学

経 歴
  • 2007年3月 神戸大学医学部医学科卒業
  • 2007年4月 姫路赤十字病院 初期研修医
  • 2009年4月 国立成育医療研究センター 総合診療部レジデント
  • 2011年4月 国立成育医療研究センター 総合診療部チーフレジデント
  • 2012年4月 国立成育医療研究センター 総合診療部救急診療科フェロー
  • 2013年4月 国立病院機構災害医療センター 救命救急科医師
  • 2014年4月 国立成育医療研究センター 総合診療部救急診療科医員
  • 2016年4月 兵庫県立こども病院 救急総合診療科医長
資格等
  • 日本小児科学会専門医 2012年10月1日
  • AHA PALS Instructor 2014年3月8日
  • 日本救急医学会専門医 2016年1月1日
  • 日本小児科学会指導医 2016年7月30日
研究テーマ
  1. がん疫学に関する研究
  2. 院外心停止や蘇生、救急疾患に関する研究

大学院生

今井 敦子 Atsuko Imai

専門分野

疫学、歯学、口腔機能学

学 歴
  • 1988年~1994年 大阪歯科大学歯学部 歯学士
  • 1994年~1998年 大阪歯科大学歯学研究科 歯科補綴学専攻 博士課程 歯学博士
  • 2002年~ 大阪歯科大学 有歯補綴咬合学講座 非常勤講師
  • 2015年~ 大阪大学大学院医学系研究科 環境医学 研究生
代表的な論文
  1. IMAI A, TANAKA M, TATUTA M, KAWAZOE T, Ultrasonographic images of tongue movement during mastication. J Osaka Dent Univ. 1995;29:61-69.
  2. 今井敦子.咀嚼機能評価のための米飯咀嚼に関する研究.日本補綴歯科学会雑誌 1998;42:147-156
  3. よくわかる顎口腔機能.日本顎口腔機能学会 編 医歯薬出版社〈分担執筆〉 2005;145-147

研究生

松瀬 亮一 Ryoichi Matsuse

Staff

共同研究者

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