大阪大学大学院医学系研究科 神経難病認知症探索治療学寄附講座

神経変性疾患の発症や経過に及ぼすライフスタイル(運動、食事、睡眠など)の影響

 アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症などタンパク質ミスフォールディング・凝集に起因する神経変性疾患のうち、患者の大部分を占める孤発性疾患では遺伝子変異のない野生型タンパク質が何らかのメカニズムによりやはり凝集・蓄積して神経変性を引き起こすと考えられます。このことから、私たちは遺伝子変異などのタンパク質側自身の要因(シス因子)のみならず、野生型タンパク質のミスフォールディング・凝集を誘発する生体側からタンパク質に働く要因(トランス因子)を特定し、その分子メカニズムを解明することが孤発性疾患の予防法・治療法確立へ向けて重要であると考えています。

 私たちの研究室では、生体側から働くトランス因子として、食事、運動、睡眠などのライフスタイル環境要因に着目して、神経変性に関わる病態メカニズムの解明を目指して研究を行っています。このような研究により、患者さんの多い孤発性神経変性疾患に対する新たな予防法・治療法の開発が期待されます。

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