部門概要

CNE_TOP-3-960


本講座の概要

 脳磁計は脳波に比較して高い時空間分解能を有し、てんかんの焦点の検索や運動・感覚・言語機能の評価に有用であり、てんかん外科の術前検査に必須な臨床検査機器です。しかし、現状では解析に時間と経験が必要で不便です。
 ブレインマシンインターフェース(BMI)とは脳信号解読技術を用いてロボットアームや意思疎通支援装置をコントロールすることにより、失われた身体機能を再建する技術です。種々の脳神経筋疾患により身体障害が生じており、BMIによる機能再生技術を用いた身体障害に対する支援手法が望まれています。これまで私どもはBMI技術を用いて、頭蓋内脳波から運動内容を解読し、ロボットアーム制御やコミュニケーションを行う技術を確立するとともに、ワイヤレス体内埋込型頭蓋内脳波計測装置の研究開発を進め、最終的な臨床応用を目指しています。
 そこで本共同研究講座では、日本光電工業、リコー、村田製作所を中心とする企業群との共同研究により、脳機能の計測・再建・制御に関わる技術を研究開発し、実用化を目指します。
 主な研究開発項目は以下の3つです。

1)脳磁計の計測・解析手法の研究開発
人工知能を用いたてんかん波の自動検出技術の確立と検査の省力化の技術を開発し、臨床応用します。
2)ワイヤレス体内埋込型BMIおよびその関連技術の研究開発と応用
体内埋込型BMI装置の研究開発を行い、治験を行うことを目的とし、最終的な薬機承認・保険適用につなげます。また、埋込型BMIの要素技術をさらに発展させるための研究開発を行います。
3) 1) 2) に関連する脳機能の計測・再建・制御に関わる技術の研究開発
1) 2) 項の研究開発を促進し、さらに発展させるために、関連する基盤技術ならびに臨床応用の研究開発を行います。

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